札幌ラーメン・喜多方ラーメン・博多ラーメンetc…
日本中各地にラーメンがありますが皆さんは「台湾ラーメン」をご存知でしょうか?
なんとこの「台湾ラーメン」発祥の地は台湾ではなく名古屋なんです…
なぜ台湾ラーメンなのに名古屋??
この「台湾ラーメン」。発祥の店は名古屋・今池に本店がある台湾料理店「味仙」さんで考案されたものなんです。
醤油ベースのシンプルな中華そばにもやしとニラを乗せて、最後に豆板醤で辛く炒めた挽肉を乗せたラーメンを「台湾ラーメン」として売り出したのです。
もともと人気店だった味仙さんではこの「台湾ラーメン」が大ヒット。いつの間にかお店の看板メニューとなりました。
そして名古屋のそして名古屋を訪れた辛い物愛好者に口コミでじわじわと広がり、いまでは名古屋めしを語るうえで欠かせない一品になりました。
ちなみに…ここだけの話…本場台湾では味仙さんの「台湾ラーメン」のような麺料理は存在しないそうです^^;;
病みつきになる「台湾ラーメン」の辛さ
まず一口すすれば…
「ひ~辛い!水、水、水…」
となること間違いなし。とにかく辛いんです。
しかし、ただ辛いだけではこんなにもヒットはしません。もちろん辛みの中にギュッと濃縮されたスープの旨味が眠っているのです。
だから「ひー」(もう一口)「ひー」(もう一口)…と繰り返し、あっという間に完食してしまうことでしょう。
最後にはあんなに辛いと言ってたのにスープまで飲み干してしまうという不思議な感覚を味わえますよ。
わたし…辛いのは苦手…
確かに辛い物が苦手な人には拷問のような名古屋めしかもしれません。
しかし…実は味仙さんでは裏メニュー的に辛さの段階があり、「アメリカンの台湾ラーメン」とオーダーすれば辛さ控えめの台湾ラーメンが出てきます。
これなぜ「アメリカン」というかと言うと、アメリカンコーヒーは薄いコーヒーの代名詞となっているため、
「薄い」=「アメリカン」という表現をお客さんが使っていたそうです。
初めて台湾ラーメンを食べる辛い物初心者の方は「アメリカンで!」と注文してみましょう。
じゃ普通のより辛い物もあるの?
辛い物を欲してやまないツワモノのあなた。普通の台湾ラーメンじゃ物足りない方のためにも味仙さんはちゃんと用意してくれています。
その名も「イタリアン」^^;
これもコーヒーからの連想でイタリアのコーヒーはエスプレッソのような濃いコーヒーだからということみたいです。
なんでもコーヒーに例えてしまうあたりが喫茶王国・名古屋らしい発想ではないでしょうか?
名古屋にお越しの際にはこの不思議なラーメン。一度食べてみてくださいね。
その際には「アメリカン」「ノーマル」「イタリアン」どれでもお好きなのをお選びくださいね。