「とんかつ」にはソース!否!味噌カツだがね

「とんかつ」にはソース!否!味噌カツだがね
味噌カツ@矢場とん
味噌カツ@矢場とん

トンカツには何をかけるでしょうか?一般的にはソースでしょう。
でも名古屋では「味噌」。そう味噌カツです。

全国的にチェーンを展開している有名とんかつ店でも、名古屋を含めた東海地方だけは味噌カツを置いているほど。
それぐらい名古屋ではトンカツ=味噌となっています。

トンカツに味噌?おいしそうに思えないんだけど…

味噌汁をトンカツにかけるとなると、おいしそうに思えないのは無理もありません。
しかし、名古屋の味噌カツに使われている味噌は「八丁味噌」をベースにした専用の味噌だれ。
八丁味噌そのものに旨味がギュッと詰まってますし、味噌カツを出すお店それぞれでいろんな工夫をしてお店オリジナルの「味噌だれ」を作っています。

2パターンある「味噌だれ」

お店によって「味噌だれ」の形状も違います。
まずは汁状でサラッとした「サラッと系」。もう一つがケチャップのような粘度の高い「ドロッと系」。
味噌カツ専門の有名店「矢場とん」では前者のサラッと系。
味噌カツ専門ではないとんかつ屋さんや喫茶店などではドロッと系が多い気がします。

私個人としてはサラッと系の味噌カツが大好物です。

味噌カツといえば「矢場とん」

名古屋の人間に「味噌カツのお店教えて」と聞くとまず「矢場とん」の名前を聞くと思います。
矢場とん」さんの創業は古く。戦後間もない昭和22年に創業しています。

もともと、創業者の方が屋台で一杯ひっかけていた際に別のお客さんが「モツの味噌煮」の味噌に串カツを浸して食べていたことに味噌カツのヒントを得たといわれています。
それから70年。いまでは名古屋めしの代表料理になっただけではなく東京や大阪にも店を構えさらには遠くタイのバンコクにまでチェーン展開するお店になりました。

代表メニューというか一番インパクトのあるメニューは「わらじトンカツ」。
これを注文するとどーんとバカでかい「わらじサイズ」の味噌カツが出てきます。
実際にお店で現物を見るとそのインパクトの強さに驚くでしょう。

「食べきれるかな?」

と、不安になる大きさですが、サラッとした味噌だれにお肉も柔らかいので意外とペロッと食べられますよ。

それに味噌だれのおいしさにご飯が進みます。
ご飯がお代わり自由なのも嬉しいサービスですよね。
くれぐれも食べすぎに注意してくださいね。

他にも味噌カツを丼ものにした「味噌かつ丼」もおすすめですし、
お味噌が苦手な方には特製ソースのとんかつもありますよ。

矢場とんさんは本店は矢場町ですが栄や名古屋駅に複数のお店を出していますし、東京・大阪・バンコクなどにもお店を出しています。
皆さんもぜひ「矢場とん」さんの美味しい味噌カツを食べてくださいね。

外部リンクみそかつ 矢場とん ホームページ

トンカツだけじゃない味噌カツのバリエーション

大きなトンカツだけじゃなく味噌カツにはいろんなバリエーションがあります。

例えば縁日の屋台や居酒屋では串カツに味噌だれをかけて「味噌串カツ」にしますし、
チキンカツに味噌をかけて「味噌チキンカツ」を出すお店もあります。

皆さんもいろんな味噌カツのバリエーション楽しんでくださいね。

家庭の常備味噌だれ「つけて味噌かけて味噌」

「つけて味噌かけて味噌」って商品。皆さんご存知でしょうか?
(ただのダジャレみたいですがこういう商品名なんです。)

名古屋ではCMもやってますし、スーパー・コンビニに行けばどこでも売ってる優れた商品。
でも…東海地区以外では知らない人も多いんじゃないでしょうか?
名古屋の多くの家庭の冷蔵庫には「マヨネーズ」「ケチャップ」「つけて味噌かけて味噌」が、
並んでいます。

この「つけて味噌かけて味噌」。カツ以外にもなんでも使える優れもの。
ゆでたこんにゃくにかけてもよし。切っただけのキュウリにかけてつまみにするもよし。
万能調味料なんです。

かなり便利な調味料なので多くの家庭で使われているんでしょうね。
最近では名古屋駅のお土産物屋さんでも取り扱いがあったりします。
名古屋にお越しの際はぜひお土産に「つけて味噌かけて味噌」をお持ち帰りしてくださいね。

味噌かつカテゴリの最新記事