寒い夜には「どて煮」と熱燗で一杯!

寒い夜には「どて煮」と熱燗で一杯!
どて煮
どて煮@世界の山ちゃん

どて煮 = モツの味噌煮込み

みなさんが「どて煮」と聞いてイメージする物は何でしょうか??
名古屋で「どて煮」と言えばホルモンを八丁味噌でじっくり煮込んだものなんです。
さらに名古屋では更に省略して、ただ「どて」と言えばこの「どて煮」を指します。

「どて煮」に使うホルモンは主に豚のモツ。お店によっては牛モツを使います。
それを丁寧に下処理をし、グツグツと数時間お湯で煮込みます。
そして十分に柔らかくなったモツをお味噌の中へ…
モツと一緒にこんにゃくや大根をいれて味噌で煮込みます。

充分に煮込んだ「どて煮」のモツは口に入れると簡単にかみ切れる柔らかさ。
意外と手間がかかる料理なんですよ。

また、モツと一緒に煮込むこんにゃくや大根もモツのエキスや、
味噌の味をいっぱい吸い込んでいてウマウマなんです。

「どて煮」のバリエーション。「どてめし」

この「どて煮」をご飯の上にざばーっとかけて丼状にすれば「どてめし」の完成!
これもまたどれだけでもご飯が食べれちゃうぐらいおいしい物。
大盛りご飯に山盛りのどて煮…あぁぁ…食べすぎ注意です。

おでん屋さんのどて(どて串)

写真は世界の山ちゃんの「どて煮」で、煮物風になっていて居酒屋さんなどではこのスタイルですが、
味噌おでんを提供するお店ではモツを串に刺し味噌で煮込んだものを「どて」としているお店もあります。
煮物風ではありませんがこれも「どて煮」の1バリエーション。
と、いうか…もともと「どて煮」は屋台のおでん屋さんが発祥との説もあるので、
この串に刺した「どて串」こそが伝統的な姿なのかもしれません。

「どて串」はコンビニおでんにもなっていて、
名古屋のコンビニでは関東風のおでんとともに味噌で煮込んだ「どて串」が買えたりもします。

お土産にも「どて煮」

「どて煮」はレトルトにもなっていてコンビニやスーパー、そして名古屋駅のキオスクでも買うことができます。
最初から作るととても大変な「どて煮」ですが、レトルトならレンジでチンするだけ。
ご飯のおかずにもお酒のお供にもどちらもよく合うので、お土産にも最適ですよ。

寒い名古屋の夜には芯から温まる「どて煮」と熱燗で一杯!どうですか♪

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